おはようございます。
ぴあのつむぎNakoです♪
昨日はブラームスの『間奏曲』を久々に弾きました。
41小節目からの低音部・ベースの動きが
たまらなく好きです!
さて、ブラームスといえば!?
昨日のブログでもちらり紹介しましたが・・・
↓ ↓ ↓ ↓

今日の1曲は、シューマンで決まりです♪
好きな作曲家は??
と聞かれたら、
シューマンは私の三本の指に入り、
1,2位を争うほど好きな作曲家です。
シューマン、ショパン、シューベルト、
Nakoの三大シ(笑)の1人です。
(このくだりは、ブラームスの記事を参照してくださいね笑)
シューマンは繊細で美しいピアノ曲をたくさん生み出していますね。
この『子供の情景』(全13曲)の
7曲目『トロイメライ』は、
聴いたことがある&好きな曲!!という方も多いのでは??と思います。
今日も最後までお付き合いいただけると嬉しく思います♪
♪13の小品集
この『子供の情景』は、
シューマンが28歳の時
クララの言葉からインスピレーションを受けて書かれた作品とのこと。
クララの父親に、結婚を認めてもらえない、会うことも許されない…
という状態の中で書かれた作品のようです。
クララへの思いを込めて
書いていたのでしょうねぇ・・・(*´ω`*)
この曲がまとめられた年に、
シューマンは
クララへ次のような手紙を宛てています。
貴方は、前に私のことを
ときどき子供みたいなところがあるといいましたが、
その言葉が私の胸にのこっていて、
それがちょうど羽根を与えられたかのように思えて、
30曲ほどの小さな曲を書きました。
・・・・・
30曲!!!すごいですね~
その中から13曲を選んで、
演奏や理解がしやすいように
標題をつけたそうです。
どれもこれも、
タイトルと曲調から
子どもの愛らしい無邪気な表情や行動、情景が連想されて、
クスッと笑えたり、
ほっこりします・・・(*´ω`*)
- 1曲目 見知らぬ国 / Von fremden Landen und Menschen
- 2曲目 不思議なお話 / Kuriose Geshichte
- 3曲目 鬼ごっこ / Hasche-Mann
- 4曲目 ねだる子供 / Bittendes Kind
- 5曲目 満足 / Gluckes Kind
- 6曲目 重大な出来事 / Wicthtige Begebenheit
- 7曲目 トロイメライ / Traumerei
- 8曲目 炉端で / Am Kamin
- 9曲目 木馬の騎士 / Ritter vom steckenpferd
- 10曲目 むきになって / Fast zu ernst
- 11曲目 こわがらせ / Furchtenmachen
- 12曲目 眠っている子供 / Kind im Einschlummern
- 13曲目 詩人のお話 / Der Ditcher spiricht
(出版社よってタイトル訳が変わるので、原題も記してみました。)
昔から子供の世界というものに
一種の憧れを抱いていたというシューマン。
のちに、シューマンは
《 これは、子供のための曲ではなくて、
むしろ年とった人の回想であり、年とった人のためのものです。》
と、友人への手紙に書いています。
なるほど。
私もおばあちゃんになるまで弾き続けてみよう・・・
きっと今とは違った感じ方があるかもしれませんね(*´ω`*)
好きな曲ランキングTOP3♪
1位・・・『見知らぬ国』
2位・・・『むきになって』
3位・・・『トロイメライ』
と、勝手にランキングしてみましたが、
2位と3位は、その時々で他の曲にも入れ替わります(^-^;
でも、不動の1位は、
いつでもどこでもついつい弾いてしまう
『見知らぬ国』ですね~♪
見知らぬ国
シンプルで美しい。
異国への憧れと希望にあふれた曲。
(いろんな国の美しい風景が見たい♪という私の思いも乗っかっています!)
上向する6度の音程がくり返し出てきて、
あこがれの気持ちに、
より、拍車をかけてくれます(*´ω`*)
むきになって
映画『シャイン』の中でも流れています。
(ピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴット氏をモデルにした作品。オススメです♪)
これまた場面や主人公の状況、気持ちを代弁しているかのように、
この曲がしっくりくるんですよね~(/_;)
この映画とこの曲がベストマッチングすぎて、
両方大好きになりました。
トロイメライ
夢・・・
似たようなフレーズが
波のように寄せては引き、寄せては引き・・・
(まるでレム睡眠とノンレム睡眠の波形みたい)
その波の引き寄せ具合もビミョーに変化しつつ、
最後は…ホっと、おさまるところに深く深くおさまっていく・・・
といった感じでしょうか。
うっとり。
コロナ渦で生の演奏を聴く機会が減ってしまいましたが、
ここ最近では
仲道郁代さんのピアノリサイタルのアンコール曲として
この曲を聴く機会に恵まれました。
『早くコロナが落ち着いて、また自由に演奏会ができたり、元のような生活に戻れる日を願って・・・』
(と、そのようなニュアンスの内容…)
の言葉を添えて、演奏されていました。
この日の演奏会中で、もっとも心に沁みた演奏でした。。。
* ~ * ~ * ~ *
誰にでもあった子ども時代。
もう思い出せない~という方、
思い出したくない…という方、
鮮明に覚えている方・・・
もしかすると
この曲を聴きながら
何か大切な気持ちを思い出したり、
小さな頃の自分に癒される時間になるかもしれません・・・。
あなたの毎日を応援しています♪(*´ω`*)